2008年07月02日

環境[水銀]

環境用語水銀



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! colspan="2" style="background: #ffc0c0" | 一般特性
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| style="width: 43%" | 元素の名前順一覧|名称, 元素の記号順一覧|記号, 元素の番号順一覧|番号 || 水銀, Hg, 80
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| 元素の分類|分類 || 典型元素、金属
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| 元素の族|族, 元素の周期|周期, 元素のブロック|ブロック || 第12族元素|12 (IVB), 第6周期元素|6 , pブロック元素|p
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| 密度, モース硬度|硬度 || 13579.04 kg?m−3, 1.5
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| 単体の色 || style="text-align: center" | 銀白色

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! colspan="2" style="background: #ffc0c0" | 原子特性
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| 原子量 || 200.59 原子質量単位|amu
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| 原子半径 (計測値) || 150 (171) ピコメートル|pm
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| 共有結合半径 || 149 pm
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| ファンデルワールス半径|VDW半径 || 155 pm
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| 電子配置 || [キセノン|Xe]4f軌道|f14 5d軌道|d10 6s軌道|s2
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| 電子殻 || 2, 8, 18, 32, 18, 2
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| 酸化数(酸化物) || 2, 1(酸化物|塩基性酸化物)
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| 結晶構造 || 菱面体晶
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! colspan="2" style="background-color: #ffc0c0" | 物理特性
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| 相 || 液体(反磁性)
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| 融点 || 234.32 ケルビン|K
(-38.83 摂氏|℃, -37.89 °華氏|F)
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| 沸点 || 629.88 K
(356.73 ℃, 674.11 °F)
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| モル体積 || 14.09 × 10−3 m3?mol−1
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| 気化熱 || 59.229 kJ?mol−1
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| 融解熱 || 2.295 kJ?mol−1
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| 蒸気圧 || 0.0002 パスカル|Pa (505 K)
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| 音速|音の伝わる速さ || 1407 メートル毎秒|m?s−1 (293.15 K)
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! colspan="2" style="background: #ffc0c0" | その他
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| クラーク数 || 0.00002 パーセント|%
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| 電気陰性度 || 2.00 (ライナス・ポーリング|ポーリング)
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| 比熱容量 || 140 J?kg−1?K−1
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| 導電率 || 1.04 × 106 m−1?オーム|Ω−1
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| 熱伝導率 || 8.34 W?m−1?K−1
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| rowspan="3" | イオン化エネルギー || 第1: 1007.1 kJ?mol−1
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| 第2: 1810 kJ?mol−1
|-
| 第3: 3300 kJ?mol−1
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! colspan="2" style="background: #ffc0c0" |(比較的)安定同位体
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| colspan="2" ||-
! colspan="2" style="background: #ffc0c0; font-size: 85%" | 注記がない限り国際単位系使用及び標準状態下。
|}水銀(すいぎん、独語|独:Quecksilber, 英語|英: mercury, 汞)は原子番号80の元素。元素記号はHg。12族に属し、典型元素で金属元素である。常温、常圧で液体である唯一の金属元素で、銀のような白い光沢を放つことからこの名がある。



名称

元素記号のHgは、ギリシャ語由来のラテン語 hydrargyrum(水のような銀)の略。また、古くはラテン語でargentum vivum(生命力ある銀、流動するので生きているという表現をした)ともいい、英語 ''quicksilver''(現在はMercuryが一般的)、ドイツ語 ''Quecksilber'' に翻訳借用された。日本語ではみずかねと呼ばれていた。硫化物である辰砂(HgS)及び単体である自然水銀(Hg)として主に産出する。英語では mercury というが、西洋占星術や錬金術などの神秘思想では、ギリシャ神話のヘルメス(ローマ神話のメルクリウス)と関連づけられ、その星である水星を象徴するようになった。これは、液体で金属であるという奇妙な性質が、変幻自在で油断ならないヘルメスの性格と関連づけられたためである。



性質

水銀は、各種の金属と混和し、アマルガムと呼ばれる合金をつくる。これは水銀が大半を占める場合には液体、水銀の量が少なければ固体となる。白金、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、タングステンとは合金を形成しないので、水銀の保存には鉄の容器が用いられる。生物に対して毒性の強いために、近年は使用が控えられている金属である。また、その特異な性質から様々な科学者の興味の対象となり、多くの現象の発見にかかわっている。

  • エヴァンジェリスタ・トリチェリ|トリチェリの実験では水銀柱が用いられ、圧力の単位「トル」 (Torr、別名・水銀柱ミリメートル=mmHg) の基準となった。

  • 超伝導は水銀の冷却中に初めて発見された現象である(そのため、かつては超伝導材として使用されていたが、現在ではほとんど使われていない)。

  • 電気化学に重要な発展をもたらしたポーラログラフィーでは、水銀が電極として使用される。

  • 酸素の発見は水銀と酸素がある温度以下では酸化水銀に、ある温度以上では単体に分離する性質によるものである。



    毒性
    古代においては、水銀や辰砂(鮮血色をしている)はその特性や外見から不死の薬として珍重されてきた。特に中国の皇帝に愛用されており、それが日本に伝わり飛鳥時代の持統天皇も若さと美しさを保つために飲んでいたとされる。しかし現代から見ればまさに毒薬を飲んでいるに等しく、始皇帝を始め多くの権力者が命を落としたといわれている。中世期以降、水銀は毒薬として認知されるようになった。世界中においてメチル水銀|有機水銀はかつて農薬として広く使われ、1970年代にイラクでは、メチル水銀で消毒した小麦の種を食用に流用したパンによって有機水銀中毒で400人以上が死亡する事件がおきた。そして、その毒性から現在は使用が禁止され、代わりに無機水銀などが使われるようになった。さらに、現在では水銀化合物自体の使用が環境汚染につながるとして忌避されるようになっている。2001年にアメリカ合衆国では「乳児の際に受けた予防接種中のチメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム・ワクチンの防腐剤として使用される)によって自閉症になった」として製薬会社に対する訴訟が発生した。三種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチンなどの保存剤としてチメロサ  <%k$,;H$o$l$F$$$?$?$a$G$"$k!#M-5!水銀と自閉症を関連づける明確なデータがないため疑問視されているが、チメロサールを使わないか低濃度のものに替えるなど規制が強化されている。有機水銀は無機水銀に比べ毒性が非常に強い。特にメチル水銀の中枢神経系(脳)に対する毒性は強力で、日本で起きた水俣病(熊本県八代海)や阿賀野川流域(新潟県)でおきた工場排水に起因する有機水銀中毒(第二水俣病)の原因物質である。地球上においては地殻などに水銀が比較的豊富に存在する。これら自然界に存在する水銀は水系環境において微生物などによって有機水銀に変えられ、食物連鎖を通じて、大形魚類や、深海魚、海洋動物に蓄\xA1 @Q$5$l$k!#8|@8O+F/>J$O%-%s%a%@%$$d%+%8%-!"%^%0%m$J$I$N5{N`!"%/%8%i!"%$%k%+$J$I$N3$@3S.F}N`$K4^$^$l$k水銀が胎児の発育に影響を及ぼす恐れがあるとして、妊娠中かその可能性の有る女性は、魚介類の摂取量や回数を制限するように注意を喚起している厚生労働省・魚介類等に含まれる水銀について。栄養摂取に占める魚介類の割合が多い日本では、メチル水銀の摂取量が諸外国に比較して比較的高いことが知られている。メチル水銀の摂取量の地域的特徴は、マグロ類の消費傾向とよく一致し、関東地方などを中心とする東日本で高く、中国地方から九州北部にかけて比較的低くなっている。魚介類は栄養的にも優れた食品であり、バランスの取れた食生活をしている限りは、通常\xA1 $OHyNL$N1x@wJ*水銀の影響を最も受けやすいと考えられる。魚介類にはある種の不飽和脂肪酸など、胎児の発育などにも有効な成分も多く含まれており、魚介類中に含まれる微量のメチル水銀が、胎児の発達にどれほどの影響を及ぼしているかは、研究者によっても見解が分かれるところである。欧米の政府機関は、基準を設けて、マグロやカジキなどの摂取制限を行っている水銀 渡辺和男氏(浜松医大)。特に妊婦や妊娠する可能性のある女性は、メチル水銀を多く含む大形食魚やイルカ、キンメダイなどの魚介類などを、基準より食べ過ぎないよう注意するとよい水俣病からメチル水銀中毒症へ 熊本大学。なお、マグロなどの魚介類は有害物質のセレンを含んでおり、これがメチル水銀の毒性を軽減させているとの可能性も指摘されているが、詳細は不明である。自然界では無機水銀及び有機水銀を処理して、金属状態の水銀に変化させる菌類|菌が存在する。この菌は通称水銀耐性菌と呼ばれ、水俣病の発生した地域の土壌から単離された。水銀耐性菌において無機水銀及び有機水銀を金属水銀! に代謝するのは、この菌の産生するタンパク質によるものでぁ "$k$3$H$ ,0dEA;R9)3XE*$J2r@O$K$h$jH=L@$7$F$*$j!"$=$NC4Ev0dEA;R$N2r@O$b9T$o$l$F$$$k!J%a%?%m%A%*%M%$%s$b;29M$N$3$H!K!#4D6-1x@w$N>t2=5;=Q$H$7$F!"$$$o$f$k%P%$%*%l%a%G%#%(!<%7%g%s$X$N1~MQ$b9T$o$l$F$$$k!#BN297W$K;H$o$l$F$$$k水銀は金属水銀なので安全だと言われている。金属水銀は間違って飲み込んだとしても、消化管からはほとんど吸収されないので、急性中毒を起こすことはない(ただし、一部が腸内細菌|腸内細菌叢により酸化されたり、有機水銀に転換されて吸収される余地が示唆されている)。しかし、気化した場合には肺から吸収されやすく、体内に吸収された場合にはヘモグロビンやアルブミン|血清アルブミンと結合し毒性を示す。このため水銀を含有する物(蛍光灯・体温計・血圧計、朱肉など)を焼却することは危険である\xA1 !#




    [ 許容摂取量 ]

    許容摂取量は、国際専門会議(JECFA)において、胎児を保護するため、暫定的耐容量(PTWI)1.6μg/kgと定められておりOpinion of the CONTAM Panel related to mercury and methylmercury in food JECFA諸外国Mercury Levels in Commercial Fish and Shellfish アメリカ合衆国 アメリカ食品医薬品局|FDA、においても、妊婦等への摂食制限の啓蒙や規制強化が行われている 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項 日本国 厚生労働省FDA ANNOUNCES ADVISORY ON METHYL MERCURY IN FISH ! アメリカ合衆国 FDA


    [ 底質における水銀の蓄積 ]

    水銀の外部環境への排出抑制は取組が進んでいるが、過去に排出された水銀や現在でも水銀を含む農薬が許可されている国域では河口や湖などの底質に蓄積されていることがある。日本国については産業技術総合研究所で全国の河川の底質を分析して日本の地球化学図としてそのデーターを公開している日本の地球化学図。また環境省は基準値以上の水銀化合物を含む底質を除去するように政令で通達している法令・告示・通達>底質の暫定除去基準について 日本国 環境省



    水銀の基準


  • 環境基準としては0.0005mg/L以下とされており、地下水や公共水域の水銀の濃度が定められている。

  • 土壌汚染対策法における土壌含有量基準は15mg/kg以下と定められている。

  • 底質暫定除去基準は河川及び湖沼においては25ppm=mg/kg以上と定められている。



    生産

    水銀の鉱山としては、スペインのシウダー・レアルにある国営アルマデン鉱山が有名。古代ローマの紀元前372年からアラブ時代、そして現在に至るまで辰砂及び自然水銀を産出していたが2004年7月に生産を停止した。日本では、北海道留辺蘂町にあったイトムカ鉱山や、古代から産出記録がある丹生鉱山が知られている。ここでは自然水銀の産出が多いことでも有名。


    [ 水銀鉱石 ]

    水銀鉱石を構成する鉱石鉱物には、次のようなものがある。

  • 自然水銀 - Hg

  • 辰砂 - HgS(三方晶系)

  • 黒辰砂 - HgS(等軸晶系)

  • リビングストン鉱 - HgSbS



    用途




    [産業用、研究用]


  • 大電力用の整流器(水銀整流器)や、高速動作用継電器|リレー用の接点材料としても重宝される。

  • 砂金の採掘では金を含む砂に水銀を通し、砂中の金を溶け込ませた後に水銀を回収・蒸発させて金を回収するという手法がとられることがある。このような採掘方法はしばしば設備の整っていない環境で行なわれるため、水銀汚染が問題になる。http://www.nimd.go.jp/archives/tenji/d_corner/d04.html

  • 金とのアマルガムは、金の採掘や精錬、金めっきに用いられることがある。東大寺盧舎那仏像(奈良の大仏)の金めっきは金アマルガムを大仏に塗った後、加熱して水銀を蒸発させることにより行われた。一説には、この際起こった水銀汚染が平城京から長岡京への遷都の契機となったという。

  • 灯台の投光機に使用され、水銀が満たされた器にレンズを付けた台を浮かし、回転を滑らかにしていた。近年、地震などで水銀がこぼれることが問題視され、水銀を使わない投光機へと置き換えが進んでいる。

  • 研究機関の化学実験室などにおいて、ガスラインを一定以上の圧力に保つために水銀を入れた管にガスをバブリングさせることがある。


    [医療用など]


  • 単体の水銀は熱膨張率|熱膨張性の良さと、温度に対する膨張係数が線形に近いことから体温計に用いられる。現在ではデジタル式に圧されて廃れつつある。

  • 血圧計では、水銀柱を利用して圧を読みとるものが伝統的であり、現在でも医療現場や医療教育で広く使われている。ちなみに、血圧の単位は、国際単位系の例外として、mmHg(水銀柱ミリメートル)を用いるのが標準となっている。

  • 銀・スズ・銅などとのアマルガムは、歯科治療において歯を削った後の詰め物として一般に用いられていた時期がある。これはアマルガム修復と呼ばれる手法で、該当金属粉末と水銀を混合した直後はアマルガム化が進んでいないためにシャーベット状であり、アマルガムが形成されて全体が固化するまでにしばらく時間がかかることを利用していた。

  • 国内において、かつては消毒薬マーキュロクロム液|マーキュロクロム (C20H8Br2HgNa2O6) の材料として使用されていた。現在はほとんど使われていない。

  • 硫黄#硫黄の化合物|硫化物は辰砂と呼ばれ、催眠、鎮静効果のある生薬として漢方の処方に用いられることがある。

  • 密かに人工妊娠中絶|堕胎薬としても使われた(無論極めて危険である)。川柳に「水銀(みずかね)で心の曇りを研いでおき」などと詠まれている。


    [その他の日用品など]


  • 蛍光灯や水銀灯などでは、水銀蒸気が発光体として使用されている。

  • 辰砂は朱色の顔料としても用いられる。

  • かつては電池(乾電池、水銀電池など)の材料として使用された。現在はほとんど使われていない。

  • 鏡が銅などの金属を磨いて作られていた時代には、鏡の表面にアマルガムを形成させることで鏡研ぎの仕上げとしていた。



    分析法

    水銀は常温で容易に気化するため、分析法は還元気化原子吸光法が主である。測定機器としては原子吸光分析装置のバーナヘッド部を石英セルに置き換えるほか、水銀測定専用の装置が市販されている。有機水銀の場合は試料を分解せず溶媒抽出後、ガスクロマトグラフィーで分離しガスクロマトグラフ#検出器|電子捕獲検出器や質量分析法|質量分析装置で検出する場合もある。総水銀の分析手順は概ね次のようなものである。詳細は成書を参照されたい。
    ・ 試料を強酸で分解する。硝酸-過塩素酸、硝酸-過塩素酸-硫酸、硝酸-硫酸の系がよく用いられる。
    ・ さらにペルオキソ二硫酸カリウム、過マンガン酸カリウム等で有機水銀と残余の有機物を完全に酸化分解する。
    ・ 分解液を還元気化装置の容器に採り、還元剤を加え通気する。
    水銀イオンが水銀原子に還元され、気相中にパージされてくる。
    水銀原子の波長253.7nmにおける吸光度を測定する。



    化合物


  • 塩化水銀 (I) (Hg2Cl2)

  • 塩化水銀 (II) (HgCl2)

  • 酸化水銀I (Hg2O)

  • 酸化水銀II (HgO)

  • メチル水銀

  • 雷酸水銀 (Hg(ONC)2)

  • 硫化水銀I (Hg2S)

  • 硫化水銀II (HgS)

  • 辰砂(硫化水銀IIの鉱物)Hg(IV) の化合物は存在が予言されるにとどまっていたが、2007年に初めて HgF4 の合成が報告された。固体ArまたはNeマトリクス中の極低温下で水銀と F2 との反応により合成されたWang, X.; Andrews, L.; Riedel, S.; Kaupp, M. ''Angew. Chem., Int. Ed.'' 2007, DOI: 10.1002/anie.200703710.



    脚注




    関連項目
    * 海洋汚染


  • バーゼル条約

  • 水銀遅延線

  • 丹生鉱山

  • 環境基準、底質汚染、底質暫定除去基準

  • 水質汚濁防止法 、 地下水汚染

  • 土壌汚染 、 土壌汚染対策法

  • 有害物質

  • ガリンスタン、NaK(水銀を含まない常温で液体の合金)



    外部リンク




  • tuna game カナダ・バンクーバ市

  • How Mercury Causes Brain Neuron Degeneration Calgary大学

  • 水銀に隠されていたもうひとつのゆらぎ − 天才物理学者L.D.ランダウの予言を実証 − 独立行政法人 理化学研究所

  • 水銀の地球化学図


    Quotation:Wikipedia - Article - History  License:GFDL
  • posted by かっきょ at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 用語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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